初心者のためのクロスバイクの使い方 ②街乗り
車は便利、だけど…。
車は便利です。物は積めるし雨も平気だし、何より楽チンです。
エンジンかけてアクセル踏めば、すぐに出発、はい到着です。
でも欠点もあります。
ガソリン代がかかる、駐車に困る、小回りが効かない…。
持っていると維持費もかかります。
皆さん、考えてみて下さい。
自転車でも行ける距離を、車で行っていませんか?
健康のため、環境のため、節約のため、そして事故を引き起こさないためにも
雨の日以外はバイクに乗りましょう。
「ちょっと買い物」にクロスバイク
街乗りで重宝するのがクロスバイクの「フラットバーハンドル」
舗装路を速く走るために作られたロードバイクは、長距離を速く効率よく走るために、ドロップハンドルが使われています。
非常に合理的な形状なのですが、操作性という観点からは「フラットバーハンドル」に軍配が上がります。
街乗りでの注意点
鍵
通勤・通学でも述べましたがやはり防犯対策は重要です。
クロスバイクは前後輪外せるようになっていますので、
買い物で長時間目を離さなければならない時は、ある程度しっかりと鍵をかけます。
地球ロック(固定されたものとバイクをつなげてロックする)は必須です。
仮に前輪にワイヤーを回して鍵をかけたとしても、前輪以外を全て盗られてしまいます。
長めのワイヤーがついた鍵で、前後輪およびフレームをワイヤーを回し、必ず地球ロックする様にして下さい。(写真は1.6m)
鍵についてはこちら
裾止め
チェーンに裾を巻き込まないよう、裾止めを使うか、裾が広がっていないズボンを履くようにして下さい。
街乗り用のサイクルウェアもありますので検討してみて下さい。
サドルバッグ、携帯工具、チューブ、タイヤレバー、携帯ポンプ
これでワンセットです。
携帯ポンプ以外はサドルバッグの中に収納します。出先でパンクした場合のお守りです。
できればCO2ボンベとインフレーターもあると、いざという時に楽です。
サドルバッグ
走るのは車道です
歩道は歩く人のための道路です。歩行者を怖がらせてはいけません。
最初は怖いかもしれませんが、出来るだけ車道を走るようにして下さい。
道路が狭い場合には、白線から車道側に1mの範囲の中で乗るようにして下さい。
端の方は道路状況が悪く、バランスを崩したり、パンクしやすくなったりします。
堂々と車道を走って下さい。
ただし、後ろが詰まってきたなと思ったら、安全な場所で止まり、道を譲ってあげて下さい。
走るのは左車線で
重要です。これができていない人が沢山います。
もし、あなたが平気で右側を走っているとしたら、今日からやめましょう。
あなたが思っている以上に危険です。
車を運転している人にとって、向かってくるバイクは恐怖でしかありません。
もし衝突したら、車の速度+バイクの速度となり、衝撃は何倍にもなります。
絶対にやめましょう。
交差点では車の信号機に従う。
バイクだからと信号を守らなくていい、という訳にはいきません。
バイクも立派な車両です。赤信号では必ず止まって下さい。
止まる際、一点だけ注意して頂きたいのですが、つく足は左足にするよう、気をつけて下さい。たまに利き足の関係で右足をつく方がいるのですが、それだと体が車道側に傾きます。
後ろから来た車に引っ掛けられる危険がありますので注意して下さい。
また車道が狭く、交通量も多くて合理的に考えて歩道の方が安全だという場合には、無理せず歩道を走って下さい。その場合は速度を落とし、歩行者優先を心がけましょう。
以上、車と同じ、安全運転を心がけ、楽しくバイクに乗りましょう。