シマノのコンポーネント

ロードバイクには価格を左右する、3つの構成要素があります。それは「フレーム」「ホイール」「コンポーネント」です。

初心者のほとんどの方がいわゆる「完成車」を購入されると思いますが、ロードバイクの価格はこの3つに何を使っているかで大きく変わってきます。

 

今回はそのコンポーネント(コンポ)についてお話しします。

 

前回、コンポにはシマノ、カンパニョーロ、スラムというメーカーがあるとお伝えしました。その中の最大手、「SHIMANOシマノ)」。

日本ではシマノ以外のコンポを使っている人をほとんど見かけません。

 

初心者が購入前、経験者から最初に教わるものの一つが、シマノのコンポについてではないでしょうか?

合言葉のように経験者はいいます。

 「コンポは105にしておけ」と。

 

シマノのコンポにはいくつかのグレードがあります。

上位グレードから

DURA-ACEデュラエース

ULTEGRAアルテグラ

105(イチマルゴ)

Tiagra(ティアグラ)

Sora(ソラ)

Clarisクラリス

 

105とは、上から3番目のグレードのコンポですね。

 

DURA-ACEデュラエース

プロ仕様のコンポです。当然金額もそれなりにします。

ハイエンドのロードバイクについているコンポです。

ULTEGRAアルテグラ

セカンドグレードのコンポです。

105(イチマルゴ)

何故かこのグレードだけ数字です(笑)。

Tiagra(ティアグラ)

この辺りから「安いロードバイクについているコンポ」という扱いになってきます。

Sora(ソラ)

この下のクラリスが出る前までは、こちらが一番下のグレードでした。

Clarisクラリス

シマノの一番安いグレードになります。

 

当たり前ですが、グレードが高くなるほど軽く、操作性が良くなります。

 

ところで何故、「105」なのか?

 

後ろのホイールにはスプロケットという、ギアがついています。そのギアはグレードによって段数が変わり、デュラエースから105までは11段、ティアグラは10段、ソラが9段、クラリスは8段となっています。

つまり105は上位グレードと互換性があるからなんです。将来、パーツをグレードアップしたりする時にもしっかり対応できます。

また、下位グレードのコンポと違い、買った時に満足感が得られるので、 買い替えようという気持ちも少なくなります。

 

ではティアグラ以下のパーツはダメなのかというと、全くそんな事はありません。

少なくとも初心者レベルで操作感の違いを感じられる方は少ないのではないでしょうか?

サイクリングに興味はあるけどそこまで性能にこだわっていない、という方は、ティアグラ以下のグレードでも十分満足できるはずです。

それよりも早くバイクを手に入れ、サイクリングを楽しむ時間を増やしましょう。

 

ちなみにクロスバイクではロードバイクほどコンポにこだわる人はいません。

ロードバイクとは金額が違いますからね。